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デスクトップ
Introduction
X Window Systemのデスクトップ環境の設定を行う。
最近は gnomeとか KDE とか見た目が綺麗で高機能なデスクトップ環境が台頭してるが、 動作の軽さと見た目の格好良さが気に入り何年も
afterstep
を使用していた。
しかし、最近
fluxbox
の存在を知り、
afterstep
よりも更に動作が軽いので現在は
fluxbox
を使用している。
Desktop
現在使用しているデスクトップの画像は
こちら
。
ThinkPad s30 の液晶は 1024x768 の解像度までしか表示できないので多少狭いが、 普段の使用環境はターミナルエミュレータが殆んどを占めているので それほど不便ではない。
Window Managerは
fluxbox
を使用している。
fluxbox
は
blackbox
から派生した Window Manager で、 見た目のシンプルさと動作の軽快さで最近使用している。
設定は .fluxbox ディレクトリ以下に機能毎のファイルに分割して保存する。
全体の動作を設定する
fluxconf
(1)、 キーバインディングを設定する
fluxkeys
(1)、 各メニュー項目を設定する
fluxmenu
(1) などを利用して GUI でも動作環境を設定できるが、 設定ファイル自体は非常に判りやすい形式なので 任意のエディタを使用して設定ファイルを直接編集した方が手軽かも?
右上に見えているのは
gkrellm
というシステムモニタ。 本体にも時計やカレンダ、CPU の負荷表示、メモリやディスクの使用量表示等、 豊富な機能が組み込まれているが、プラグイン形式で更に機能追加ができる。
無線 LAN の S/N レベルを表示する
gkrellmwireless
(1)、 内蔵スピーカのボリュームコントロールをする
gkrellm-volume
(1) を プラグインにより機能追加している。
Resource
Resource は X Window Systemの動作を定義するデータベース。
Resource で Xアプリケイション の動作や見た目を変更できる。 ホームディレクトリの
.Xdefaults
ファイルに定義すれば、 X Windowの起動時に自動的に読み込まれる。
xrdb
(1)を使用してX Windowの稼働中に明示的に読み込ませる事もできる。
kterm
で日本語入力に使用する
kinput2
の起動キーを Ctrl+\ にし、 ホイールマウスを使用してスクロールさせる設定を以下に示す。
ホイールマウスのホイール回転イベントは、上方向への回転はボタン4のクリック、 下方向への回転はボタン5のクリックとしてサーバから報告されるので、 ボタン4、5のクリックに対する動作を定義する。
*VT100.translations:
#override \
Ctrl<Key>Backslash:
begin-conversion()\n\
None<Btn4Down>,<Btn4Up>:
scroll-back(1,line)\n\
None<Btn5Down>,<Btn5Up>:
scroll-forw(1,line)\n\
Shift<Btn4Down>,<Btn4Up>:
scroll-back(1,halfpage)\n\
None<Btn5Down>,<Btn5Up>:
scroll-forw(1,halfpage)\n\
Ctrl<Btn4Down>,<Btn4Up>:
scroll-forw(1,page)\n\
Ctrl<Btn5Down>,<Btn5Up>:
scroll-forw(1,page)\n\
同様に
acroreader
でホイールマウスを使用して スクロールさせる設定を以下に示す。
AcroRadr*XmScrollBar.baseTranslations:
#augment \n\
<Btn4Down>:
IncrementUpOrLeft(0) \n\
<Btn5Down>:
IncrementDownOrRight(0) \n
Initialize
X Window System の起動時に実行されるコマンドを
.xinitrc
で設定する。
X Window Sytem にはログインマネージャとして
xdm
(1)が付属するが、 外出先でちょっとだけ使用する場合に X Window が不要なケースもあり、 その様な場合に起動に時間がかかる
xdm
(1) を待つのは無駄なので、 一度ログイン後に
startx
コマンドでX Windowを起動する。
Last Update: Jul. 19 2005
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