Introduction
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起動時に自動実行されるプログラムや環境の設定を行う。
FreeBSDでは起動時にいくつかの設定ファイルが読み込まれ、
そこに定義された値が有効となる様になっている。
ここではそれらの定義ファイルの設定値を変更する。
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boot
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Hit [Enter] to boot immediately,
or any other key for command prompt
Booting [kernel] in 9 second...
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起動時に表示されるメッセージの待ち時間を短くするために、
/boot/loader.conf
に以下の設定を追加する。
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keyboard
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CtrlとCapsLockの位置を入れ替えるだけであれば、
jp.106xというキーボードマップを使用すれば良い。
しかしCapsLockはそもそも不要なので、キーボードマップを多少変更して
CtrlキーもCapsLockキーもCtrlキーとして動作する様変更する。
/usr/share/sysconf/keymap/jp.106x.kbdをjp.106y.kbdにコピーし、
029の行を変更。
029
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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lctrl
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作成したキーマップを有効にするために、/etc/rc.confに以下の設定を追加する。
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PC-card
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ThinkPad s30では、標準の状態ではCompact Flush用のスロットは使用できるが、
PC-Card用のスロットにカードを挿入するとハングアップしてしまう。
それを回避するために/boot/loader.confに以下の設定を追加する。
hw.pcic.irq
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0
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hw.pcic.intr_path
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1
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USB Memory-key
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USB接続の大容量(って程の容量ではないが…)メモリーキーを使用するために、
/etc/sysctl.confに以下の設定を追加する。
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moused
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mousedを使用するとコンソール画面でも
マウスを利用したカット&ペーストが利用可能であり、
X Window上ではホイールマウスと内蔵のトラックポイントを
同時使用可能となる。
mousedを使用するために/etc/rc.confに以下の設定を追加する。
moused_enable
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YES
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moused_flags
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-z 4
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moused_type
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auto
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moused_port
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/dev/psm0
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mfs
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アクセスが頻繁に発生するディレクトリをメモリファイルシステムにすると、
アクセスが高速になり体感速度が飛躍的に向上する。
/tmpをメモリファイルシステムにする様に設定する。
メモリファイルシステムを使用するには
カーネルの設定で
MFSが有効になっている必要がある。
起動時に/tmpをメモリファイルシステムとして利用するために、
/etc/fstabに以下の設定を追加する。
/dev/ad0s2b
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/tmp
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mfs
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rw
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0
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0
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デバイスはswapデバイスを指定する。
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amd
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amd(Auto Mount Daemon)を使用すると
CD-ROMやUSB Memory-key、Windows/DOSで使用しているディスクを参照する際に
mount(8)/umount(8)を自動で実行してくれる。
amdを使用する前に、それぞれのデバイスのマウントポイントを作成し、
mountしてアクセス可能な様設定する必要がある。
各デバイスをmountするために/etc/fstabに以下の設定を追加する
/dev/ad0s1
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/usr/mnt/win
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ntfs
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ro,noauto
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0
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0
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Windows領域
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/dev/ad6s1
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/usr/mnt/flash
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msdos
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rw,noauto
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0
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0
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Compact Flash
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/dev/cd0a
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/usr/mnt/cdrom
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cd9660
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ro,noauto
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0
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0
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CD-ROM
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/dev/da0s1
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/usr/mnt/usb
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msdos
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rw,noauto
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0
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0
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Memory-key
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デバイスは環境に合わせて変更する必要がある。
/mnt以下の各ディレクトリに参照が発生した場合に
自動的に/usr/mnt以下のマウントポイントにデバイスをmountし、
/mntにシンボリックリンクを作成する。
amdの動作を定義するために/etc/amd.mapに以下の設定を追加する。
win
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type:=program;fs:=/usr/mnt/win;\
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mount:="/sbin/mount mount /usr/mnt/win";\
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unmount:="/sbin/umount umount /usr/mnt/win";
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Windows領域
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flash
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type:=program;fs:=/usr/mnt/flash;\
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mount:="/sbin/mount mount /usr/mnt/flash";\
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unmount:="/sbin/umount umount /usr/mnt/flash";
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Compact Flash
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cdrom
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type:=program;fs:=/usr/mnt/cdrom;\
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mount:="/sbin/mount mount /usr/mnt/cdrom";\
|
unmount:="/sbin/umount umount /usr/mnt/cdrom";
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CD-ROM
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usb
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type:=program;fs:=/usr/mnt/usb;\
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mount:="/sbin/mount mount /usr/mnt/usb";\
|
unmount:="/sbin/umount umount /usr/mnt/usb";
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Memory-key
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起動時からamdを使用するために/etc/rc.confに以下の設定を追加する。
amd_enable
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"YES"
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amd_flags
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"-l syslog -c 30 /mnt /etc/amd.map"
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MS Windows のファイルシステムの日本語表示
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FreeBSD-users-jp MLでntfs、msdosfs、
cd9660ファイルシステムの日本語を表示させるパッチを見掛けたので
早速(でもないか?)インストール。
まずは 4.8-RELEASE 用のパッチを
こちらよりダウンロードして、
/usr/srcディレクトリでパッチ適用。
find(1) を使用してリジェクトの有無を確認した後は
make world して終了。
mergemaster(8) は基本的に不要
mount_ntfs (8)、mount_msdosfs (8)で日本語の表示を確認した後は、
/etc/fstabに以下の設定を追加して完了。
ntfs
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ro,noauto,-C=eucJP
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msdosfs
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rw,noauto,-L=ja_jp.eucJP,-D=CP932
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